サチ子のこだわり
サチ子は、毎日お店のサラダを大量に作る。
ブリットの料理は、皿にボーンと
まるで、メイン料理のようにサラダがのっている。
「私はたくさんサラダ食べたいもん」
とサチ子のこだわり。
サラダ菜にキャベツが混ざっていると
定食屋のようでオシャレじゃないけど、
「キャベツ入ってないとおいしくない!!!」
とオシャレにしたい私にクギを刺す。
何個レタスを洗って、何個キャベツをスライス?
「おいしいサラダ食べて欲しいから、作り置きなし!」
お店が忙しいと、このサラダが仕事に追われる。
まあ、サチ子が追われてると言うことになる。
「ママさ〜ん!サラダないです〜!」
「ええ!もうないの?」
の繰り返し。
時には、サラダ待ちで料理が出せない!
なんてことも。
でも、サチ子は毎日おいしいサラダの為に文句も言わず頑張っている。
72才のサチ子が頑張ってるから、スタッフも私も頑張れる。
時々、お客さんが
「ここのサラダおいしいよ。シャキシャキしてるし」
とお友達にすすめてるのを聞く。
私は、サチ子の頑張りを知ってるからなんか嬉しい。
毎日、サラダに追われながら笑い転げているサチ子だ。
by britbowl
| 2017-09-21 00:10